研修所日記(1)

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Tue Jan  6 1998

 快晴の東京を早朝に出発した高速バス、駒ヶ根に近づくにしたがって
窓の外は雪がちらほらと舞い始め、、、研修所に着いたら、
そこは雪国でした。

 高速バスの中で隣の席になった人も同じ研修所行きって事で
昼飯を一緒に食べ、タクシー乗り場へ。他にも研修所へ
向かう人が結構いたので、それぞれに乗り合わせて15分、
結構立派な建物の研修所。

 おりからの雪で、研修所回りはすっかり雪景色、道路の上にも
結構積もってる。タクシーの運ちゃんも恐る恐るという感じで
走ってたんだけど(交差点で一回スリップした)、研修所を
目前にして、目の前のスロープで普通車がタイヤをロックさせたまま
ズリズリと滑り落ちてくる。慌ててタクシーを後退させる運ちゃん。
事故にはならなかったけど、あの普通車の運転手、かなり肝を
冷やしただろうな。

 研修所に入り、受け付け。部屋に入ったら同室者が既に来てる。
挨拶して、講堂の方へ支給品(制服とジャージ、Tシャツ、体育館シューズ)を
取りに行き、サイズを確認。前日の朝送った荷物も既に届いて
いたので早速取りにいき、開封して中身の確認。ついでにパソコンの
充電も。

 そうこうしているうちに入所式のリハーサル、そして入所式。
「君が代」の斉唱なんて何年ぶり? そのあともオリエンテーションって
ことで事務関係や今後のスケジュール、あちこちの施設の使い方などに
ついて説明があり、、、寝不足な頭に突然大量の内容を押し込まれて
結構大変。さらにはレポートを提出しなきゃいけない講義があるし、
知らない間に生活班(*)の仮班長に任命(**)されてて、いろいろと
余分な作業はある。こりゃ結構忙しい生活になりそうだなぁという予感。

   (*)   生活部分と研修部分は別棟になってて(と言っても
        ちゃんと繋がってるけど)、生活部分は基本的に
        自治会のような形で運営されています。ンで、それを
        10組(12〜13名ずつ)に分けて生活班が構成されてます。
  (**)   どうも年功序列のケが…… (苦笑) 。

 食堂、立派。食事もなかなか。豆腐の甘味噌かけ、カニの入った味噌汁、
その他。

 風呂、最近増築されたようで、10名分の洗い場と広い浴槽、
別にシャワーが3本。

 居室、ビジネスホテルのシングルルーム並みでちょっと狭い。
ベッド2段、パイプタイプで、上段は結構揺れる。(ちなみに私は上側)

 消灯、午後11時。生活班の中で担当を決めて日直制度が
あるんだけど、消灯後に見回りがあって、電灯を消していないと
さっさと寝るように注意される。あと、警備員もいて夜回りしてる。

 生活環境は結構いいです。が、、、研修は結構ハードです。

 === === ===

Wed Jan  7 1998

 朝6時前に目が覚める。同室者はまだ寝てる。起こさないように
コソコソとベッドを降り、懐中電灯を出し、その明かりで着替えて
パソコンを持って公衆電話のところまで。前日書いたメールを送って
新しいメールを受け取って部屋へ戻ると6時半ちょっと前。

 体育館前の軒先に5〜15cmの氷柱(つらら)が下がってる。

 同室者を起こし、体育館へ。朝の集い。
人員確認、連絡事項の伝達、そしてラジオ体操。恐れていた
ランニングは、今隊次から無くなったらしい。久しぶりに
第一、第二とやったんだけど、第二は途中で忘れてて固まってる
人が結構いたなぁ (^^; 。私も1ヶ所すっかり抜け落ちてた。

 朝食、きょうはパンとサラダ、そうめんの入った味噌汁と
目玉焼き、ソーセージ、牛乳。野菜が多いのがありがたい。


 午前のオリエンテーション、引き続き今後行われる様々な
講座や講義に関する説明。ここ(駒ヶ根研修所)の
所長の話が30分あまり、そして昼飯。

 豚の竜田揚げがメイン。あと汁モノと野菜とご飯。

 午後からは生活関係(生活班とか郵便物の扱い、外出の
規定など)の説明。駒ヶ根市役所から来た人による
市内の観光案内とかもあったな。

 その後、協力隊講座として、事業団の偉いさんが来て
ODAとかについ手のちょっと難しい(でも、行くからには
理解しておく事が必須の)話。。。数分、記憶が飛んでます (^^; 。
でも、必要な所はちゃんとメモとったぞ。

 夕食は鱒の切り身、スープ、野菜、ご飯、ってところです。
その後、ちょっと休憩をはさんだ後、各自が持ってるパスポートとか
書類を集めて 今日の作業は終了。

 今日も気忙しい一日だったなぁ。。。さて、これを送ったら
風呂に入ってこよう。


                                           おーうち

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