研修所日記(27)

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domingo 8 de febrero

 土曜日に開幕したオリンピック、せっかくこんな近くにいるんだから
みんなで見に行こうという話が盛り上がり、総勢50名あまりでバスを
借りて行くということになりました。

 ラッキーなのは、観光業という職種で協力隊に参加する、これまで
旅行代理店などに勤務していた人がいたってこと。結局チケットや
バスの手配、そして当日の引率(笑)まで、ツアコンを買って出た
この二人にすっかり任せてしまうこととなりました。いやぁ、
スペシャリスト集団なんだなぁと改めて実感。

 当日は朝8時にバスに乗り、JR駒ヶ根駅前で語学の先生数名を
ピックアップし、そのまま高速に乗って長野市まで。で、行きは
何の問題もなく2時間弱で到着、JR長野駅前でバスを降り、
駅裏のテント広場をあちこち見て回って時間潰し。

 土産物とか長野の物産館とかあって、結構面白かったんですが、
取り合えずビール、そして物産館に行って地酒の酒蔵の試飲をして
結構良い気分になっちまいました。こっちの地酒もなかなか
よろしいです。

 外人の「ダフ屋」が「Tickets!」なんて言いながらあちこちに
出没してるのには笑ったなぁ。あと、ピンバッジを配ってる
怪しげなおっさんと、それを集めるために群がる高校生から
20代くらいの人、そしてその写真をとってる人。。。変な光景。

 ひとしきり回って、再度集合した頃から雪。が、それもすぐに
上がって1時間後には日がさして、結構目まぐるしく変わる天気。
白馬のあたりでは、天候悪化でダウンヒル系のスタートが
中断されてるってテレビのニュースでやってました。

    #    結局、かなり天気に泣かされたオリンピックでしたねぇ。

 駅前から会場のビッグハットまで歩いて移動したんだけど、
この途中で集団からはぐれてしまい (^^; 、見掛けたお巡りさんに
道を聞くこと数回。でも「実は私もよくわからないんですが、
おそらくこっちの方が近いです」なんていうちょっと不安な案内で、
良く見るとヘルメットに「茨城県警」とか「栃木県警」とか
書かれてあったりして、、、思わず「遠くからご苦労様です」なんて
言っちゃいました。

 新聞で「警備が物々しすぎて……」なんて書かれてる記事を
見掛けたけど、ああやって大会期間中にあちこちから集まって
警備をしていた皆さんには頭が下がります。ほんの少しの期間で
地理を覚え、道案内しなきゃならないんですからね。


 ホッケーの試合、面白かったです。テレビでは何度か見たことが
あるけど、生の試合はやっぱりイイ。氷上の格闘技とは良く言った
もので、壁にぶつかったり人間がフッ飛んだりするのを見るたびに
「大丈夫なのか?」と不安になるんですが、平然と起き上がって来る。
あと、とんでもない速度で飛んで来るパック(ホッケーの「玉」)を
キーパーが平然と(……ということもないんだろうけど (^^; )
つかみ取る様は、やっぱオリンピックだなぁと感動しました。


 さて、、、ここからが問題だったんですね。まず、ビッグハットから
バスの駐車場のある河川敷までちょっとばかし歩いて、さて河川敷に
ついたら、バスの止まってるところは遥か彼方。ツアコンやってた
二人がバスのところまで走って行くも、運転手が我々を捜しに出て
しまったとかで暫くバスが動かせず、寒い土手でバスを待つこと20分。

 やっとバスに乗り、高速に乗り、しばらく走ってサービスエリアで
腹ごしらえ。予想通り渋滞情報が出てたんですが、とりあえず走って
みようということでパーキングエリアを出たら、ほんのちょっと
走ったところから渋滞。
 途中から本当ににっちもさっちも行かない渋滞となり、
1時間たって目が醒めてみたら1kmほどしか進んでなかったとかいう状況。
結局午後10時(門限)の直前に携帯電話を使って研修所に連絡し、
午後11時頃に再度電話、「何時になるかわかりません (;_;) 」。

 結局、当直だった職員の方は徹夜で事務室で待っていてくださった
ようで、我々が帰りついた時に玄関までやってきて、全員を
集めて一言、「明日の朝の集会に遅れないように」。

 うーむ、キツい。でも、門限破ってお咎めナシだったから
良しとせねば。。。    #    もちろん、特例でしょうけどね。


                                           おーうち

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