通信のあり方(ホテルからのパソコン通信)



 現地では公私含めた連絡手段として電子メールが 結構活躍しました。一日の作業内容や問題点を まとめて日報として送ったり、質問事項の問い合わせ、 問題が起きた時の装置の設定情報を変換して送ったり、 修正データを受け取ったり。。。
 パソコンは、装置の設定などにも使用するって事で 会社の物を一台持って行きました。空港の税関で 私物のパソコン等の持ち込みが見つかると、うるさい事を 言われる場合があるなどと忠告されたりしてちょっと ヒヤヒヤしながら手荷物検査を通ったのですが、何を言われる わけでもなく、ちょっと拍子抜け。 align=middle
 ホテルで通信を行う時はこのようにベッドの上や テーブルの上にパソコンを置いて、ケーブルをひきずり回して 作業してました。仕事に関するメールは作業してた場所で 書いて、ホテルに帰ってからまとめて発信し、届いていたものを 受信して、返事を書いて翌朝まとめて返信というパターンでした。

 ホテルがそれなりのところだったので、ホテルの外へ 電話をかけるには全然苦労はありませんでした。が、困ったのは ネットワークプロバイダ等が全然無いって事。まぁ、いま立上り 時期の中国のネットワーク、おまけに日本とは主義の異なる国ですから、 たとえプロバイダがあったとしても私達が出張で行ってる間に 利用できたかどうか、はなはだ疑問ですが。
 ともあれ、日本への国際電話かけまくり(苦笑) の通信でした。 かかった電話代が、総額2万円程。全部経費ってことで会社に出して もらいましたけどね。

 さて、実際に通信をするにあたって困ったことがもう一つ。 電話線は普通の物だし、交換機もそれなりに賢くて、自動ダイヤルも 簡単につながるんですが、、、 電話機と電話回線との接続がモジュラージャックじゃないんですねー。 仕方が無いのでこのように align=middle ローゼットをバラして、 こういう事もあろうかと持参していた ミノムシクリップ付の自作の電話線を使用して、上手く通信できました。
 ここだけの話、ローゼットが家具の裏側だったり、壁に埋め込んで あったりしてお手上げに近い状態も(中国以外で)何度かあったんですが、 その場合は電話機をバラして、同じようにクリップ付のコードで 接続してました (苦笑) 。それから、電話機が4線のデジタル式で 困った事もあったんですが、ふと思い付いて浴室の電話機をチェックしたら どうやら2線式の普通の電話回線らしい。それじゃあという事で align=middle 壁面に取り付けてあった電話機を引きはがして そこにケーブルをつないだ事もあります。

 日本でも古いホテルなどではこのケーブルと 電話機やローゼットをバラすためのドライバーが 役に立つことがあります。困ったもんです。