タダでもらってきたUPS

APC SmartUPS 700 入力フィルタのコンデンサがメルトダウン (笑)

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(第1版 2005/05/07)


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 某所でタダで入手したUPS、動作確認したらバッテリがお亡くなりだったのでとりあえずバッテリを新品に交換したんですが、動かない。どうもAC100Vの入力がきちんと入っていないようなので、例によってバラバラにしてみると。。。。


今回の患者様。


開けてまず目に付いたのは、この変色した基板でした。どう見ても表側で何かが焼けてます。


ひっくり返してみると、コンデンサがパンクし、コネクタの足元には基板が焼けたあと(基板のエポキシ樹脂が熱で変性した黒いものがこびり付いている)。コンデンサを外し、端子を少し磨いてから新しいコンデンサに交換しました。

焼けていたコンデンサ。ちょっと見づらいのですが・・・。

ケーブル側も熱でえらいことになっていたのですが、、、まぁこれは交換とかそういうことも必要ないでしょう。少し磨いて、このまま使います。。
 

 どうやら故障の原因は第一にコンデンサ直近にあったコネクタの接触不良(きちんと入ってなかったのかな?)、そして接触不良箇所から発生する熱によって誘発されたコンデンサの不良、さらにコンデンサのメルトダウン(本当に溶けてるんだもんな…)、そしてバッテリの劣化、というところでしょうか。まぁ、強いて言えば「コネクタ繋ぎそこねてたんじゃねーの?」、、、製造ミスですな。

 今回の修理にかかった費用というと、交換したバッテリの購入代金(12V8Ahのものを2個、しめて6,000円ほど)と、あとは1時間半ほどの手間賃のみ。コンデンサは壊れたTVから引っぺがした基板にあった相当品を使ったのでタダ。この型番のUPSそのものは定価78,000円ほど(市価3万円ほど)するのですが、ずいぶんと安く入手できたことになります。

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※ 分解や修理、その他の行為は自己責任で行ってください。分解の途中で怪我や感電をしたり、修理のつもりで対象物の破壊に及んだとしても、ページの作者は看護や修理も含めて一切の賠償の責を負うことができません。

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