FromNicaragua / 着いたぞ。(4)
Date: Mon, 13 Apr 1998 09:14:00 +0900
……暑い (-_-;;; 。予想はしていたんだけど、それ以上。
飛行機を降り、入国審査場へ向かうためにいったん屋外へ
出たんだけど、途端にムッとくる熱気とアスファルトの臭い。
日本の夏の暑さ程度の半端なもんじゃない、この天気で屋外で
作業してたらおかしくなるだろうなと思えるほどの熱気。
現地に到着したらすぐに表敬訪問があるからって事で
マイアミのホテルを出る時に制服を着て、機内でネクタイを
締めて来たんだけど、いきなり汗だく。とりあえず制服の上を脱ぎ、
荷物と一緒に抱えて入国審査へ。
入国審査場の手前に、なぜか見た事のある顔が……あぁ、
ビデオで見た現地駐在の吉水さんだ。でも、なんでこんなところまで
立ち入り出来るんだ? なんて疑問を問いただす間もなく入国審査。
機内でもらった入国審査の書類は割と簡単な物だったんだけど、
職業とか渡航目的、滞在場所を書く欄でちょっと逡巡。これで
いいのかなぁ、なんて思いながら適当に書いといたんだけど、
公用パスポートが効いたのか、何の質問も受けることなくスムーズに通過。
入国審査場を通ると目の前が荷物の受け取り場になっていて、そこで
荷物を受け取り、係員一人を拉致(笑)して5人分まとめてチェックして
もらって一気に通関、荷物の内容検査無し。駐在員(吉水さんの他に
医療調整員の鈴木さん、そして現地採用のウンベルト氏)の
手際とパスポートの効力だろうな。
吉水さんによれば、屋内気温が36度、屋外は下手すりゃ50度に
なるとかって話。暑いはずだよな。とにかく汗をかきかき
外へ出て、語学学校の方でチャーターしてくれたというバスに
荷物を積み込んで、JICAの現地事務所へ。ここでしばらく休憩し、
事務所長の話を聞いてから日本大使館へ。
ペルーでの大使館占拠事件の影響か、あるいはどこの大使館や
JICA事務所もこんなものなのかは良くわからないけど、とにかく
警備は結構厳重です。門の所には必ず警備員が配置されていて
入出門をきちんと把握しているし、テレビカメラの設置はもちろん、
大使館にいたっては入口の所に金属探知機(空港の搭乗ゲートに
置いてあるようなもの)が設置してあるし……。
ともあれ、大使の表敬訪問に行きました。元々、現在のJICAの事務所が
日本大使館だったという話だけど、現在の大使館は相当広い建物に
なってます。二階の会議室のような所に案内され、そこで待つことしばし、
大使がこられて、事務所長によって我々が紹介され、あとは歓談。
てなわけで、表敬訪問とは言ってもそんなに堅苦しい物じゃない、
普通に仕事の内容とか今後の抱負を聞かれたわけですが、
その時の大使や書記官の話を聞きながら、改めて「あぁ、とんでもない所へ
来てしまった (-_-;」と実感してるようでは、時既に遅し、ってか (苦笑) 。
外(日本)で本を読んだりビデオを見たりしているだけでは
見えて来ない面が多々ありそうで、これからそういう部分に自分を
どう適応させて行くか(『郷に入っては郷に従え』って言葉も
あることだし、まずは自分を変えなきゃ……)、難しそうです。
おーうち
(c)1998 おーうち