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Date: Wed, 06 May 1998 12:04:00 +0900 2回目の体験学習はGranada(グラナダ)へ行ってニカラグア湖へ。 例によってバスに乗って1時間弱でMasayaまで行き、ここで乗り換えて Granadaへ。市場を歩いて抜け、途中でcoche(コチェ;馬車)を拾って ニカラグア湖のほとりの船着き場まで。 前回、Masayaへ行った時にもcocheに乗ったんだけど、こっちではまだ 馬車とか牛車が現役だし、馬や牛が結構あちこちの道路沿いの木に 繋がれてたりします。車とかが80km/hくらいで走ってる道路の対向車線を 牛車とか人が歩くよりも遅い速度でノロノロと進んでいたりします。 なーんか、本当に時間の感覚が変になりそうで、笑えます。 ちなみにこの日は湖というか、その中の小島でほとんどの時間を過しました。 行き帰りは船外機の付いた小さな船で送り迎え。距離の割には金を取るなぁと いう感じ。 行った場所は湖の中でも小さな島がたくさんあることで有名なところ なんですが、その島のほとんどに人が住んでいたり、あるいはバナナの畑が あったりして、とにかく人間ってどこでも生活しようと思えば出来るんだ なぁと思わされます。 子供が自分の身長の1.5倍くらいもありそうな櫂を使って船を操って いるのにも驚きましたが。 で、この日の体験学習、こんなんでいいんかいなぁと思いつつ 湖の中の小島にあるBarで日がな一日ボケーッとして食事して酒を飲んで 語学の先生と愚にもつかない事をうだうだ喋っていただけでした。 こんなの、JICAの職員が知ったら…… (^^; 。 === 気が付いた事を2つ。まず、湖から見える火山の斜面で、焼き畑とおぼしき 煙が上がっていました。原生林をこうして焼き払って畑にしてしまうんだから、 木の生えていない、土ばかりが目につく山が道路沿いにあっても おかしくないなぁという感じです。 折りしも最近読んだ新聞記事に地球温暖化がさらに進行しているなんて 記事もあったりしたんだけど、、、とりあえずじっと手を見て山を見て、 「こういう事があった」と報告するしか能の無い私です。 # とりあえず今の私に出来る事を他に思いつかない。 もう一つ。意外に湖の水質汚染が深刻です。特に今回行ったニカラグア湖の 北部は汚染がひどいという話だったけど、これほどとは、という感じ。 湖岸はずっと水が緑色に染まってました。かなりの量の生活排水が 流れ込んでいるんでしょうね。 ニカラグアは上下水道の整備が比較的進んでいる地域が多いって話を 聞いた事がありますが、水道整備が進んで人口が増えればばそれだけ 生活排水も増えるわけで、水質汚染が急ピッチで進むのもまた仕方の 無い話なのかなと思います。 この国での下水処理場の有無について、近いうちに誰かに聞いてみる つもりです。上水道に日本の融資が出てるんだから、下水道に関しても そうであって欲しいのですが。 おーうち ; 1998/05/02
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