定例会 議事録など
定例会の議事録(1999-02-12)
19990212 Mitch Meeting
参加:吉水、羽鹿、佐藤、大内
現状:
- 約31,000ドルの資金、また、佐藤、羽鹿、岩川から提出された
3件が懸案となっている
岩川案件:
- 特に問題ないと思う、代表者と岩川さんの関係は?
-> カウンターパート、信頼は出来ると思われる
- OKとして進める
佐藤案件:
- 崖下に住んでいた10家族、家が壊れ、また、避難所が閉鎖される
ことになったために住むところが無い
- 家族の働き頭でも日銭(20コルドバくらい?)を稼ぐ程度がやっと、
ボアコ市役所 地方公共事業課が実施主体
- 元々が貧しい人達で援助慣れされてしまうのはマズい、周囲との
関係もあるので、とりあえず雨風をしのげる最小限度トタンと釘を提供する
- 貧しい人達の依存心、もらってアタリマエという感覚を
何とかしたい、自助努力をしてもらいたいが、援助後に市役所などが
どう動くかはあまり良く見えてこない
- ボアコは地域的に援助の対象から外れている感があるし、
仕事で関わっている人たちであり、思い入れもある
- 建物によってはトタンの重みに耐えられそうも無いほど損傷が
ひどいところもある、そういう所については市役所の技術者と
相談のうえで配布物を変更するかもしれない
- 長期のフォローが必要になると思われるし、パイロットプランとして
援助対象者の反応も見たい。後任として都市計画の人が来るので、
その人にフォローを頼むことになるかもしれない
- 反応の確認と実施後のフォローを条件にGOとする
羽鹿案件:
- CAREのOBで、JICAの無償援助(村落開発プロジェクト)で働いている
人との関係により発案された
- プロジェクトの拡大再生、資金管理などは市役所が行う。また、
援助対象家庭以外にも、関連する作業への人材調達のために
近隣地区の人の雇用も増やす可能性がある
- 資金の回収期限は1年を予定しているが、おそらくそれは
無理であろう、また金利を低く設定して受益者の返済に対する
負担を少なくしたい
- 当初は羽鹿、その後大村が現地のフォロー
- 市役所の担当部門と契約書を交わす(大使館で以前に同様な
Revolving Fondプロジェクトを実施した際の契約書を雛形にする)、
また今後草の根無償資金援助の適用も含ませることで資金の流用を防ぎたい
- 取りや卵の販売ルートは?
-> 卵は安価にすることで地域消費できるだろう、
地域の人の栄養改善にもつながるのではないか、
市役所の車が定期的に回ってくるのとCAREが鶏の販売ルートを
開拓するという話しがある
- 融資であるということに関する教育は行われているか?
-> 市役所が他のプロジェクト同様に実施する予定、
回収や金利に関してどうするか、市役所に方針を質問して
いるところ
- 保証人などを付けることは出来るか?
-> 貸し倒れになる可能性もあるが、このへんは市役所の
これまでのノウハウに頼ることになる
-> 戻ってきたお金の行き先のほうが心配
-> 戻ってこなくても、現地の人に対する物的な援助には
つながるのではないか
- 2年程度で、元本に対する7割くらいは戻ってくるのではないか?
- うまく行けば、近隣の他の地域にも広げていける人材が育って
きている(日本で研修中)、また、CAREやテリカ市のプロジェクト自体も
それなりに動いているように見える
- 趣旨や先の方針も見えているので、やってみよう
-> モデルケースとし、将来的に草の根無償援助を引き出す
可能性を高めるためにも、市役所の今までのやり方を
確認しておくべきかもしれない
羽鹿案件2、種子の配布プロジェクトに関して:
- 草案などは羽鹿隊員が作って、それにそって実施は
Maria Estellaと大村隊員が中心になるだろう
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定例会の議事録(1999-02-05)
1999-02-05 Mitch復興基金ミーティング
参加:岩川、小池、吉水、恩地、大内
小池隊員: Tiptapa地区の灌漑(井戸があるので、ポンプの設置をしたい)
・Colonia Glicora Sandenito 農地復興、Tipitapaから14Kmほどのところ、
・巡回医療団で訪問、その際にCooperativaの代表者が協力的で、
比較的まとまってやろうという姿勢がある
・末端までの援助が足りていない、湖の近所の土地は水没してしまい、
湖から離れた土地は灌漑しなければ農業が出来ない
・井戸は以前使っていた生活用水用井戸がある、
ポンプも設置されていたがINAAが持っていってしまった、
・既に女性開発関係のNGO(AMPROA;Asociacion de Mujeres Profesionales
Ambientalistas)が入っていて、プロジェクト立案にも関わってくれそう。
・水没してしまったところの代わりに、新たに生活基盤を立てると
いうことで基金の範疇には入っているだろう
・ポンプの維持管理費用をどうするか、井戸の水質、ポンプ能力と供給範囲、
供給量の関係が明らかになっていない
・川本隊員(灌漑、野菜栽培)、青山専門家(井戸)などにも意見を聞いてみるべきでは
短期派遣隊員の要請も出来れば面白い広がりが持てるかもしれない
・相手側実施団体の信頼度はどうか、計画はどのくらいまで作れそうなのか、
小池隊員のこれから先の現地への訪問頻度および帰国後のフォローを考えると、
マナグアないしは近郊隊員のサポートが欲しい
岩川隊員 RAAS:
・食糧,医療援助が入ってきているが、B.Fから先は自前でということで、
輸送費の負担が欲しい
・2000ドル程度、4回分、詳細資料が出来ていない
・今までも自前で配布をやってきていたが、政府の援助がアテに出来なくなり、
資金的に行き詰まった
・Comite de ONG が主体
・例年水害に遭っているため、物資を貯えておく倉庫を作りたいという
話しもあるが、これに関しては今回の基金の適用は難しいかも
その他:
・18,653.13ドル 1/27 入金確認、今日の時点で口座に30,890.78+50.20
佐藤隊員の申請:
・現地の人と話し合った上で、援助対象家庭も資材も限定して支給すると
いう点では、ある意味テストケースとなりうる
・本人の見通しを再度聞いてみる
佐藤隊員からのメモについて:
・現時点でこの先プロジェクトを出してきそうな人にあたって、
プロジェクトの規模や概要を先に出してもらい、執行計画のようなものを
立てる事を検討しよう
・Avisoにアンケートも入れよう
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定例会の議事録(1999-01-22)
980122 Mitch関連ミーティング
参加者:吉水、羽鹿、得丸、水野、大内
・ 佐藤隊員の申請に関して
- 被災者にも負担させる意識が必要ではないか、必要額の全額出資には少
し疑問が残る(得丸)
- 費用対効果に関する検討が第一ではないか(羽鹿)
- 一家族に300ドルという金額は、テリカ市の状況をみるとかなり高額の
ように思われる。(羽鹿)
- どのようなプロジェクトに対して援助するかという枠組みを先に決める
べきでは?(羽鹿)
・ 援助承認の基本ルールについて
- 食料、建物、産業復興に重点が置かれるが、食料援助に関しては緊急性
が薄れてきていると思う(得丸)
* 援助の基本方針があり、それに対して案件が出され、そこに援助する
ために募金活動があるのが本筋。当初は緊急援助優先でやっていたが、これ
からは一つの援助の後に続く「広がり」を重視して行きたい(吉水)
- 外交的な「見栄」に関するこだわりも必要か?(得丸)
- 日本側の考えは?(羽鹿) → 最終的な判断はニカラグアに一任、募金活
動は3月いっぱいでとりあえず終了の予定、ニカラグア側の事務局の活動は年
内に終息予定
- 他のところからな援助が出にくい、だけどすぐに資金が欲しいところに
出せればいいのではないか(吉水)
- モデルケースを本基金で先に動かして、それがうまく行けば他の資金を
使って動かす。広がりの原点となるような小さな資金で小さなプロジェクト
を動かす時にこの資金が使えるといい(羽鹿)
- 手続きの簡素化は出来ないか、大使館などの援助と勘違いされそうなの
ではっきりした名称が欲しい、簡単に申請できるようなフォーマットが欲し
い。(得丸) -> 簡単に、現場に応じた申請が出来るようにしているのがこの
基金の趣旨なので、フォーマットを作ってあえて形にはめ込んでしまうのは
どうか?
※ 承認の優先ルール :
1. パイロットケースとなりうるプロジェクトで、
2. その後に広がりが期待できる、かつ、
3. 他の援助がすぐには得られそうに無いもの。
4. 他のケースに適用できるよう、アフターフォローが出来るもの。
5. 費用対効果(受益者数、食料・医療援助)に関する考慮も必要。
- 月次予算を立ててておけば、ある程度平準化出来るのでは(水野)
- 全体でどういうプロジェクトが出そうだとか、何を出すかなどを話し合
う機会が持てないか、それがはっきりしてからある程度の予算を立てるとい
う方策はどうか(羽鹿)
- 皆に意識を持ってもらう事が必要、いろいろなプロジェクトの可能性を
みて、長期的な判断をしたい。
- お金を出してくれた人は何を求めているのか。
- 皆で話し合った上で明確な結論が出なければ最終的に事務局が判断する。
- 連絡方法に関して : 電子メールの利用を第一とする、これ以上手間を
かけるのが辛い。必要な人は情報を持っていそうな(電子メールの配布されて
いそうな)人にアクセスしてもらう。
- 金額の上限は必要ないか?(羽鹿) -> US$3,000.を原則上限としたい
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定例会の議事録(1999-01-15)
1999-01-15 19:20-20:20
Mitich復興基金 運営方法に関して
・ 現状の実質二人(吉水、大内)体制
- 現在、口座管理と援助の可否決定:吉水、情報収集と再配布:大内
- プロジェクトの評価に不備が出る可能性、評価の際に開発系の
人材の意見が欲しい
- 周囲から見たときのイメージ、独善的な援助の決定機構と
見られないか?
- どちらかが欠けた場合に事務が止まる
-> 水野にも事務および援助決定プロセスに参加してもらう
-> 情報共有のために電子メールを積極的に使う
- 対外正式文書(日本向け文書等)は週中までに全員に原案を配布、
金曜日のミーティングの場で擦りあわせ、事務局員合意の上で発行
- 必要であればメールでの文書に回答期限を明示
- 至急の場合の電話等の併用
・ 当初の緊急支援的なものから、今後は長期的な支援を視野に入れた
プロジェクトを重視していく
・ 援助決定に関わるミーティングを開催
- 毎週金曜日、午後7時ごろから、最大1時間
- 現地で実際に援助にあたっている隊員にも出来るだけ参加してもらう
- 他からも自由参加とし、他の日本人会会員(隊員)にも参加呼びかけ
・ 審査のステップと決定権(周知事項、総会向けメモに追記)
1. 事務局内での話し合い、事務局としての意見を作成
2. 日本人会会長の承認
- 通常時は日本人会役員会にて全権を承認された吉水が最終判断、
金額や内容に関して判断しかねる場合に日本人会役員会に図る
・ 今回のミーティングの内容を総会向けメモに盛り込む > 大内
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