まずは、
本体の全景
。蓋を閉じた時の厚みは3センチちょいくらいな
もんでしょうか。液晶表示部は12.1インチのDSTN、
横の方から覗いた時の視認性はちょっと悪いけど
本人以外には見えにくいというメリットにもなります。
キーボードはデスクトップマシン等の標準のものと
ほぼ同じサイズ。ただし、
厚みがあまりない
ので、キーストロークもありません。まぁ、
これはノート型の宿命でしょう。
キーボードは割合に簡単に外れます。まずは キーボード左右の下側 にあるネジのカバーを外し、 ネジを外すと すぐにキーボードが持ち上がります。極薄のフラットケーブルで 接続されているので、ケーブルを切ったりしないように キーボード部をゆっくりと持ち上げると、 簡単にキーボードは外せます 。 フラットケーブルはコネクタ接続になってるので、これは ドライバーかピンセットでも使ってちょいちょいと。。。 外す時にケーブルやプリント基板のパターンを切ったりしないように 要注意。
外したキーボードの下には、交換しやすいように メモリ増設スロットとリチウム電池 が収まっています。メモリは本体に16MB、そしてここの スロットに16MBが最初から入っているので、増設する場合には 今すでに入っている16MBのモジュールを外し、新たに32MB以上の モジュールをセットしてやる必要があります。ちょっと 無駄が多い設計 (-_-; 。
=== === === ===さて、ここまでは説明書にも書いてあるレベルの分解ですが、、、
真面目な話、保証対象外になっちゃいますので。
裏表のあちこちのネジを外し、本体を分割して(液晶部分を含む) 上ぶたをゴッソリと外すと、 メイン基板 があらわれます。情報にバッテリパックの収納される部分、手前は 左からCPUの放熱器、中央にハードディスク、右側にPCMCIAスロットと いう構造。
CPUと、その放熱器 は、厚みを少しでも少なくするためか、
+-----+ | CPU | ← 写真上方の銀色の正方形の部分の下に +-----+ 隠れている || || ← ヒートパイプ(銀色のパイプ) || +------+ | FAN | ← 放熱板と、その上に放熱用ファン +------+というような構造になってます。 放熱板とファン は結構大きな物が使われています。実際、こんなに大きな物が 必要なのかなと思ったりもするんですが、
さて、ハードディスクです。 富士通製 のIDEのモノのようです (^^; 。なんで自社製のを使わないんだろう。。。
----------------------------------------------------------------------------------- 自社製のを使わない : その後、某氏からの情報により、NECでは2.5inchのハードディスクを 製造していないという事が判明しました。無いものは使えませんな (苦笑) 。 -----------------------------------------------------------------------------------13mm程度の厚み で、ネジ2本ほどで取り付け(本体筐体を止めるネジと共締めに なってる部分もあり)られています。 コネクタ まわりもそんなに特殊な構造じゃないようなので、 ディスクのすげ替えは比較的簡単そう。将来的に このサイズのディスクが安くなったら入れ換えてやろっと。
さて、この本体を買った理由の一つに、
モデムが内蔵されている
という点があります。33.6kbps DATA + 14.4kbps FAX + Phone 、という
ごくごくありふれたスペックの物なんですが、やっぱ本体内蔵と
いうのはありがたい。空港とかでモデムやケーブルをゴソゴソ
出さなくて済みますからね。
ちなみに、
使われていたチップセット
は、Rockwellの物でした。ご参考まで。『NEC A4.』なんて
シールが見えるけど、これ、NEC専用にカスタマイズされた
物なんでしょうねぇ、やっぱ。
1997.09.19. (c)おーうち Rev.2 1997.10.06.