2003/07/31
アルコール系代替燃料のGAIAXですが、下記の通り販売休止になるとのこと。
しばらく85円だったのが89円になり、7月からは90円になり、それほど値段のメリットが感じられなくなった矢先のこの張り紙。ここまで頑張って来たんだけど、ついに力尽きたか。 しかし、ちょっともったいないなぁという気がします。
GAIAXを使うことで、ガソリンを利用するよりも少しばかり大気汚染の減少に貢献できていたかなと思っていたんですが。。。もちろん、ただの自己満足、車やバイクに乗らないってのが一番いいのはわかりきったことですけど
(笑) 。
ちなみに、GAIAXの他にも何種類か高濃度アルコール燃料と呼ばれるものがあるんですが、これの使用に関しては、以下のURLに示したような質問状が国会で出ていたり、あるいは国土交通省から通達があったりと、それはつまり、裏で大勢の「石油業界族」の議員などが動いている証拠であり、それゆえに「様々な外圧」という言葉が出てきたのではないかと思われます。
→ http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b156081.htm
→ http://www.mlit.go.jp/jidosha/alcohl/021003_.html
ちなみに、トラブルを起こしたのは、上記の資料を見る限りはホンダ車のみのようです。当該車種について改善命令、あるいはリコールなどがあったかどうかは確認できなかったのですが、他のメーカーでは特にトラブルの報告がないところを見ると、ホンダが使っていた部品に起因するトラブルの可能性ということも無きにしも非ずかな、と。
ともあれ、今後、「高濃度アルコール燃料」と呼ばれる燃料が日本で利用できなくなることは確かなようです。ただ、日本でも海外の例にならって将来的にはガソリンにアルコールを10%程度混ぜる「バイオエタノール混合ガソリン」の導入を検討しているようで、つまりはGAIAXはちょっと時期を誤ったということですかね。
(C) 2003 おーうち