プリンタの修理


 電子機器は、構造上内部にいろいろと発熱部を持っています。で、熱に長時間さらされているとグリス(油)は溶けて流れて蒸発するし、プラスチックは変形したりひび割れたりして、あちこちが機能不全に陥ります。また、振動が長時間にわたって加わるような場所だと、半田割れとかも起きます。

 今回はレーザープリンタ。壊れたのは、熱によってトナーを紙に溶着する部分の、ローラーを回すためのギア。以前、Canonのプリンタを修理したときには、交換部品としてギアだけを取ることが出来たのですが、今回修理したNECのプリンタでは残念ながらユニット交換となってしまいました。まぁ、忙しい時期だったので、これはこれで(修理の手間がかからなくて)ありがたかったのですが、廃棄物が多く出てしまったのがちょっと残念といえば残念です。

 

NECから送られてきた交換部品。発注した翌日にいきなり配達されたのにはちょっと驚きだったのですが、、、それだけ補修部品の在庫が多い、つまりはよく故障する部分だってことかぃ? 本体。部品交換のためにはこのように上蓋部分を外してしまうと後の作業が楽です。ケーブを外すと面倒なので、ちょっと中途半端な格好になってますが。
送られてきた補修用部品と、はずした部品の揃い踏み。どちらがどちらか、、、わかるでしょうか? 左が新品、右が旧品です。熱や経年変化などによってすっかり表面が色あせてます。
ギア自身が割れているのと、歯の部分がすっかり摩滅しているのもわかります。 修理完了。テストプリントも完了。

(C)2003 おーうち