FromNicaragua / 雑感(11)
Date: Mon, 11 May 1998 06:00:00 +0900
=== 修理屋 === ===
先日のMacSEの修理以来、いろいろと直す物があって楽しい毎日です。
まずは食堂の蛍光燈。ここ数日点灯しなくなっていたんだけど、
Jose'が蛍光管やグローランプをチェックするでも無し、でも、
このまま暗い食堂で食事をするのはちょっと嫌だったので「私が直す!」と
いうことで器具を開けてみたんですが、なんの事はない、接触不良でした。
蛍光管を掴んでグリグリやってたらちゃんと点灯するようになりました。
驚いた事に、こっちの蛍光燈器具はグローランプなんぞ使ってません。
みんな電子点灯形式になってます。日本よりちょっと進んでるなぁ、
というか、グローランプなんて余分な物に後々も費用や交換の手間が
発生する事を考えたら、ちょっと器具に費用をかけておいてあとの費用や
手間を無くしておきたいというアメリカ的な考え方なんでしょうかね。
続いて車のクラクション。これも車に便乗してあちこち行く機会が
あるので、「整備不良の車は嫌じゃ」(*)という事で自分から言い出して
修理 (^^; 。クラクションそのものはバイクの物と同じだから、
調整ネジを外して掃除して締め込んで問題なく修理完了。そうこうしてると
ヘッドライトの光軸調整をやってくれと言われたので、それもついでに
やってしまいました。
(*) 自分が運転するわけじゃないし、クラクションが
鳴らないことが原因で大きな事故につながる可能性は
低いと思うけど、ライトはハイビームが片目だし、
ウィンカーも一つ玉切れしてるようなので、こいつらも
近いうちに……。
さぁ、これで気になる物は片付いたと思ったら、今度はSONYのデカい(24か
25インチ)テレビが引っ張り出されて、これを見てくれって言う。おいおい、
おれは修理屋じゃねぇんだぞ(でも嬉しい (^^; )とか思いつつ画面を見ると
上下が詰まってしかも画面の上方では輝線が出てる。1991年製だし、部品の1,2は
ダメになったかな、それだと直せないなぁ、いや、先日のMacのダメな方の
部品がひょっとしたら使えるかなとか考えながら開けてみると、結構なホコリ。
そして、それとおぼしき部分の基板の接続にコネクタが使われてる。
さらに話を聞いてると、どうもアンテナケーブルの抜き差しをしているうちに
調子が悪くなったようで、それじゃ原因はどこかの接触不良だろうと目星を付け、
全体を掃除しながらコネクタを引き抜き、再度差し込んで……
直りました v(^_^) 。コネクタを抜き差しする事でちゃんと接触するように
なったようです。
# あとで音が出なくなって、再度裏ぶたを開ける
# 羽目になったんですけどね。同じく接触不良でした。
1年くらい前に調子が悪くなって、その時に今まで使ってたテレビを買った
らしいんだけど、これが香港か韓国製の少しぼんやりした映りのテレビで、
結構見づらかったんですよね。
今は、「おぉ、さすがMADE IN U.S.AでもSONYは違う!」(笑) 、です。
さらにさらに、食堂に置いてあるラジオ付き時計の時刻調整のボタンが壊れて
いる事が判明。某ワガママ娘がヒステリーを起こして壊したとはJose'の談。
てなわけで、近日中にこいつも修理される事でしょう。
=== バイク事情 === ===
暴走族がいるんですねぇ、これが (苦笑) 。HONDA VFR400R、もちろん
マフラーはエンジンの下側のジョイントあたりから外しちまってます。
うるさいです。でも、しょせん400ccだし、日本みたいに集団じゃないし、
排気音で音楽するような高度な技は持ち合わせていないようなので、
「フッ、まだまだ修行が足りん」って感じで、ちょっとだけ許せます。
主に走ってるのはヨーロッパあたりから輸入されたとおぼしき2サイクルの
バイクと日本のバイクです。あまりエンジンを回さずに走っているため
でしょうね、マフラーから2サイクルオイルがたれているような小汚いのが
多いです。
日本車ではスズキとホンダが多いけど、ヤマハ・カワサキも時々みかけます。
道路が悪くて良くコケる、でも修理するための部品が手に入らないのか、
あちこち割れたり欠けたりしてるバイクがほとんどです。
それから、たいていは125ccか250ccくらいのオフロード車あるいは実用車
(というのかな?)だけど、時々カウル付きのバイクも見掛けます。もちろん
あちこちキズだらけ、割れ欠けだらけだけど (^^; 。
先日、スズキのGS750とおぼしきバイクも見ました。大型バイク乗りも
いるところにはいるんだなぁという感じ。さすがにハーレーはまだ見てません。
ちなみに、日本の免許は(国際運転免許証を含めて)相互運用協定が無いので
こちらでは通用しないとのこと。車やバイクに乗りたければ、こちらで試験を
受ける必要があるそうです。まぁ、標識の意味がわかればオッケーという
簡単なもののようですが。
=== 看護婦組合 === ===
新聞記事からの引用ネタなんですが、マナグアで看護婦さんのアフター
ファイブ(……とはスペイン語では言わないけどね (^^; )を助ける会社が
作られて、開業以来約1ヶ月、結構順調に運営されているようです。
もちろん、業務外といっても純然たる看護の仕事でして、一般家庭からの
要請に応じて訪問看護のための看護婦を派遣するという会社です。
国の政策で、医者や看護婦に対する診療報酬を引き下げるということになり、
それに対しての医療機関でのストライキが国中で多発している中、こういう
形で自衛というか自分達なりの道を見つけるたくましい人もちゃんと
いるんだなぁと、少しばかり感動してしまいました。
アフターファイブ、仕事の後、直訳だと"despue's de su torabajo", あるいは
"despue's de torabajar" とでも言うのかな?
記事を一部引用、、、
"Si la enfermera trabaja en el turno de la man~ana en el hospital,
por la tarde ella puede dar el servicio on la Agencia", manifesto' Ga'mez.
「昼間、彼女達は病院で自分達の仕事をこなし、夜は会社で彼女達の
サービスを(患者に)与える事が出来る」、とガメスさんは語った。
どこの国でも看護婦さんはタフなようです。
=== どこの国も、お偉いさんは…… === ===
そして、どこの国でも権力の上にあぐらをかくお偉いさんがいるようで。
最近、新聞紙面やテレビのニュースを賑わせているのは、大統領やその
近親者のゴシップです。アメリカ大統領のような性的なスキャンダルは
無いにしても、公用の(国で持ってる)小型ジェット機を大統領の近親者が
私的に使った容疑に対して監査が入ったとか、2号さんの息子が出所の
良くわからない金で国を出たとか出ないとか。
大統領が変わって大臣が変われば、各省庁に勤務する人が、それこそ
掃除のおばさんまで変わると言われるほど同族意識の強いお国柄
(ニカラグアに限らず中南米諸国はこういうところが多そうだけど)、
たかりは日常茶飯事なのかもしれませんが、そのお金が税金や各国からの
援助の中から出ているとしたら、ちょっと頂けません (-_-) 。
=== 母の日 === ===
母の日って、、、5月の第2日曜日でしたよね? 昨日、修理の終わったテレビを
AmadaやJose'と一緒に見てたんですが、そこで母の日特集みたいな番組を
やってて、突然聞かれてうろたえてしまったんですが。
=== どん みげるの残していったもの === ===
先日に引き続き、昨日もまたAmadaからTシャツと短パンをもらいました。
普段着ている物が白のTシャツとジーンズ、時々その上に綿シャツのみという
寂しい服飾を哀れに (苦笑) 思っていろいろくれるのかな、気を使ってくれて
いるのかなとか考えつつ、「もらうのは嬉しいけど、こんなにもらって
良いのか?」と聞いたら、どうやらMigelが置いていったもののようで、
「うちもたくさんあるからいいんだ」とのこと。しかもMigelはアメリカ
(おそらくマイアミ)で縫製関係の会社を経営しているとのこと。
道理で羽振りがいいわけだ。
=== ホームページ === ===
このメールの到着と前後して、私のホームページの更新が行われると思います。
URLは末尾に。当面は文字情報と少の画像だけだと思います。というのも、
画像を送るとどうしても長時間電話を占有しますからね。
今は下宿先の電話を借りて通信してます。もちろん電話料金はこちらの人の
生活費基準ではかなり高額になるので別途払うという約束の元でなんだけど、
それでも長時間電話を使うのは気が引けるのであります。
<"http://www2.biglobe.ne.jp/~jh5qla/">
<"http://homepage2.nifty.com/jh5qla/">
おーうち ; 1998/05/10
(c)1998 おーうち