インクカートリッジの再生
キヤノンのタンクにインクを…穴あけて注入
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(第1版 2003/Jul/04)
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インクジェットプリンタでカラーの印刷を大量に使用って言うことになったんですが、インクカートリッジを必要に応じて買い換えるのでは金がナンボあっても足りん!ということで、インクだけの注入を試みたわけなんですが、、、
Canonのインクカートリッジで、慣れない人がインク注入をやってうまくいくのは、インクが各色毎に独立したタンクに入っているものだけだといっても過言ではないと思います。
うちにあったプリンタのインクカートリッジは、黒と、シアン・マゼンタ・イエローの3色1パッケージのタンク。
マニュアルに従ってタンクをはずし、インクを注入したんですが、、、ちょっとインクを入れすぎたようで、タンク上部の通気穴の中でインクが混ざり、えらいことになってしまいました。
# 意図した色が印刷されなくなります。
結局、タンクを分解し(ナイフで解体)、中のインク吸収体をきれいに水洗いし、内部の構造を確認しながら再組み立て、その途中でタンクに穴を開けてインクを注入すればうまくいきそうだってことを発見しました。
ともかく、やってみた結果です。
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インクタンクを解体したところ。溶着してあるので、切れ目にナイフの先を突っ込んで少しずつはがしてやると、こんな感じです。
もちろん、通常はインクが残っているので、普通にバラスと近辺にインクが飛び散ってえらいことになります。撮影したときは、解体して、全体を水洗いしたあとですので、お間違え無く。
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別の角度から。
タンク下部に穴が3箇所開いていますが、この穴のすぐ上のところに白のパッド(小)が入り、その上に大きなインク吸収体が入ります。
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詰め替えインクのパック。他にもいろいろありますが、一応、メーカー名とカートリッジ名だけは確認したほうが良いようです。ヘッドとの相性とかあるはずですから。。。
インクのボトルと、注射針のような注入器が付いているものが使いやすいです。
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通常は蓋を開けるわけではないので、こんな感じに穴を開ければOKです。
この穴は2ミリのドリルを手で回してあけました。モーターを使うようなドリルだと余計に穴を開けたりするので、手先で微妙な感覚を感じながら。。。この2つの穴が黄色(右)と赤(左)のインクの注入口になります。
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裏側の真ん中あたりに1個。これが青のインクの注入口になります。
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インクタンクを縦に持って、注入器(先を研いでいない注射針)を取り付けたインクタンクを軽く押さえながら、ゆっくりとインクを注入します。
タンクの下からインクがボタ落ちしてきたら注入終了。次の色に移ります。
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注入が終わった穴は、こうしてセロハンテープでふさいで作業完了です。
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マニュアルに書いてあるとおり、タンクを倒立させた状態でインクが出る口から少しずつインクを注入したのでは、一体どれくらい入ったか全然わかりません。そして、入れすぎたインクはタンク上部の通気穴から流れ出し、上部の通気部の中でインクが混ざります。
混ざってしまったインクは、タンクを正立させて本体に取り付けたときに通気穴の部分からインク吸収体のほうへ滴り落ち、色を混ぜてしまうことになります。実際、、、混ざったインクで印刷したものは、かなり悲惨な色になります。
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要するに、失敗したのだよ、私も。
本来、このBCI-24という型番のインクタンクは、インクの再注入・再使用には向いていないですね。次回、プリンタを購入するときには、インクタンクが各色独立になっているものを購入することにします。
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※
分解その他の行為は自己責任で行ってください。分解の途中でドリルやナイフで怪我をしたとか、近くにいた子供がインクで遊んでいてそこいらへんを真っ赤に染め上げたとしても、ページの作者は治療や清掃、あるいは賠償の責を負うことができません。 |
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